バトルロワイヤル・CP

第2章
〜運も実力のうちでしょ〜
郭英士

 

 
 







笑。

 

 

 

 

俺達の動揺(否、歓喜と感嘆?)をよそに、
教官の説明はつつがなく進行する。

「では、出席番号順に2分ごとに外に出て頂きます。

尚、全員が学校を後にした1時間後にここは立ち入り禁止エリアになります。

皆さん外で頑張って下さいね☆」

『青姦な訳‥‥‥!?』(生徒一同)

「それでは、出席番号1番、李潤慶君。」

 

呼ばれた(何故かいる)潤慶(1)は教卓の前でバッグを受け取り教室を後にする。

その後も、顔色は様々ながらも次々と生徒が森の中へと消えて行った。

 

その中、郭英士(5)は自分の名が呼ばれると席を立ち、

ななめ前の机にいる若菜結人(35)にこっそりメモを渡し、教室を出た。

 

 

 

 

****

 

 

 

「35番、若菜結人君。貴方で最後ね。頑張ってちょうだい。」

「はーい。」

 

バッグを受け取り、若菜は先程渡されたメモを取り出す。

「まさかお誘いじゃねーだろーな…」

 

なんてちょっとキモい事を考えながらもそのメモを読むと…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…できるモンならやってみろ!!!」

 

若菜は空に向かって叫んだ。

今この地に友情というものはない。

 

闘いが、始まった。

 

 

 

 

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